生まれた9月は大災害と戦争の月

小生が生まれた9月もあと3日で終わります。生まれた5年前の1945(昭和2
0)年9月2日は、日本がアメリカや中国との太平洋戦争に負け、その降伏文書に署名を
した日です。東京湾に浮かんだ戦艦ミズリー号甲板で行われました。大日本帝国が世界に
対して初めてホールドアップした日です。
その22年前の1923(大正12)年9月1日は、関東大震災が起こり甚大な被害を
受けました。詳しくは、小生拙文の第12回ブックマン(9月17日付)を参照してください。この大震災は日本を破滅に追い込んでいく大きなファクターの一つになったと思います。震災後、報道の検閲が強化され、1925(大正14)年には治安維持法が制定され、国民の自由は大きく制限されました。暗い世相の中で、昭和恐慌に襲われ。国民生活は最悪となりました。そんな時に勃発したのは1931(昭和6)年9月18日の関東軍の自作自演の満州事変勃発です。満州国に関する事は、これも拙文第13回ブックマン(9月18日付)を参照してください。
12月8日の真珠湾攻撃も8月15日の天皇の玉音放送の日も重要な日ですが、そこに至る9月1日関東大震災、9月18日満州事変、9月2日の降伏文書署名の経過と背景の意味合いを読み取ることがさらに重要だと思います。そのことを凝視し、現在位置を考えていきたいと思います。
(文責:代表理事 五百木孝行)

9月 27, 2023