4月から開業6年目を迎え 『チーム後見』で安心・信頼・笑顔

❶ 「へいあん」の理念
現在の日本の社会構造は大きな転換期を迎えています。少子超高齢社会の進行の中で、高齢者の半数が独居あるいは高齢夫婦のみの世帯となっています。3世代が一つ屋根で暮らす風景は見られなくなりました。コマーシャルもスマホで高齢者が孫たちと交流する姿です。現在、独居の高齢者たちの判断能力や認知力の低下による日常生活の自壊が起こっています。最近の「へいあん」に対する申立相談の多くがそのことを示しています。当法人は、誰もがこれまでの生活を安心・笑顔で生活できることにお手伝いしたい、この社会状況の変化に微力ながら貢献したいという思いから2017(平成29)年4月に開業しました。そしてこの4月で開業6年目を迎えることができました。これも皆様のご指示ご理解の賜物と感謝申し上げます。

❷ 量的拡大から質的充実へ
現在、受任実績142件、受任中の件数は130件となり、この1年間で大きく受任件数が増加しました。山科醍醐地域をはじめ、市内各地域から「へいあん」に対する申立相談は続いています。これらの地域社会のニーズに応え、誰もが自分らしい生活が送れるように『寄添型』の法人後見を取組んでいくのが「へいあん」の使命であると考えています。
現在の後見ニーズは、独居在宅の方が多く、個人後見では対応が難しい場面が多くなってきました。ここにおいて法人後見のスケールメリットを生かして、身上保護をきめ細かく実践する法人後見の質を作っていくことを「へいあん」は目指します。法人体制の充実強化で、ソーシャルワーカーとクラークのスタッフが連携して一体的に『チーム後見』を作り出していくことです。そのための改善改革を進めていきます。今後ともご指示をよろしくお願いします。感謝。
一般社団法人 へいあん後見福祉ネットワーク

(2022年4月1日)