2月8日の衆院議員選挙 SNS戦略で選挙結果が変わる
昨年の大晦日のブログでも書きましたが、YouTube等のSMS戦略で、選挙結果を大きく変えることができると今回の選挙結果でもよくわかりました。今回の先例が、2024年の秋に行われた兵庫県知事選挙でのSNS戦略です。そのことが全国化したのが、今回の結果ではないかと思います。SNS情報は、私は閲覧していませんが、ほとんどが「与党情報」関係で相手陣営を圧倒していたようです。高市首相の街頭演説には、日に日に聴衆が増えていったようです。兵庫県の斎藤知事も、最初は一人の朝立ち活動でしたが、最後には聴衆が万単位で三ノ宮駅周辺に押しかけて、逆転勝利しました。政策論議よりも、人気アイドル感覚で、投票行為が行われたように思います。これを「推し活」「サナ活」というらしい。おかげで選挙期間中に物価問題やマーケット問題・外交問題等の重要な政治課題について十分に論戦ができなかったように思います。その端的なものが、NHK主催の党首討論会に高市首相が関節リュウマチの悪化を利用にドタキャンしたことです。真偽のほどはわかりませんが、ある週刊誌によると二日前から予定されていたとか。首相の健康管理は、厳格に管理され公開される必要があると思います。
次に今回の結果に手を貸したのが、中道改革連合の戦略ミスだったと思います。特に立憲系の議員の壊滅状態の問題です。私は当初は、高市内閣の右傾化を阻止するための対案としての「中道」路線も政治的意味があると考えました。しかし同時にこれまで立憲が掲げていた安保法制や原発問題についての方針を降ろしてしまった。これによって支持していたリベラル層は一斉に離れてしまった。立憲はこれまでの政治的財産を完全に失ってしまった。あえて言えば「戦後民主主義」の終焉になったように思います。
しかし、SNSの「サナ活」「推し活」の影響で投票した人たちは、政策の中味もよくわからず投票したように思われます。この支持基盤は綿菓子のようで、いざ食べようとしたら、すぐ消えてしまう。これからは、良識ある国民の意思表示の具体的行動が緊要です。
(代表理事 五百木孝行)