消し炭

五山の送り火の翌朝、夜明けと共に消し炭を求めてへんあんのワンゲル部員4人で大文字に登りました。祖先の霊を送り、冥福を祈るための送り火ですが、それと同時に多くの人々は残された自分たちの健康や家内安全も併せて祈ります。浄火によって焚かれた松明のため、その炭もやはり浄化されたものであるとの信仰が残っており、たくさんの方が登っておられました。細かく砕いて、少量服用すると虫下しに良い、奉書紙で包んで玄関などの門口に掲げておくと魔除けになるなどの民間信仰が根強く残っています。皆様の無病息災を願って、へいあんの玄関にも置いておきます。

 

8月 28, 2025