「節分」「立春」に思う~街からお店が無くなっていく
本日は、例年より一日早い「節分」です。「立春」もそれに伴って一日早くなります。地球と太陽の位置関係のずれからそうなるようです。私には天文学のことは、よくわかりませんが、地域社会においても永年、当たり前のようにあったものが無くなってきています。それは昨年から今年にかけて飲食店などの閉店が続いているように思うことです。しかもそのお店は永年、地域における評判や人気のある老舗店も含まれています。一般新聞にも報道される出来事になっています。地域にとってもショックな喪失の出来事だと思います。またもっと深刻なのは、地域の高齢者の食事(総菜)のニーズを支えていた北区の食品スーパーの廃業です。明日からその地域の高齢者の食生活はどうなるのかなと心配になりました。また私の事務所のある山科区内にある有名な精肉店も今年に入って急にグループ全店閉店の報道。永年、若者やファミリーのバーベキューや焼肉のニーズに応えられていて、業績を伸ばしていたと思っていた私も、少しびっくりしました。
この背景には、この間の物価高、特に米価の高騰と品薄気味な状態があるのではないか。零細な商店にはきつい状態ではないでしょうか。また実質賃金の低下による庶民の購買力の低下による売り上げの減少もあるのではないでしょうか。求人状況も悪化しています。後継者の人材が集まらないので事業承継もできない。将来に明るい希望を持てない。身近な足元の街からお店が無くなってきています。今こそ庶民目線の「政治」と「行政」の出番だと思います。 (文責:代表理事 五百木孝行)