台風に飛ばされた「敬老の日」に思う
９月１９日の本日は、「敬老の日」です。台風１４号の影響なのか、「敬老」に関する行事やイベントなどがあまり報道されなかったように思います。あったのは高齢者が台風に備えて屋根に上って転倒した事件ぐらいか。
政府発表によると６５歳以上の高齢者は、前年より６万人増えて３６２７万人になり、高齢化率は、２９．１％。７５歳以上は、１９３７万人で総人口の１５．５％を占めているとのこと。これは世界２００か国の中でも最高水準です。そのせいか私も仕事柄、街を歩いていてもお年寄りが目立つように思います。そういう私も高齢者ですが。昔の高齢者と違って最近は６０代や７０代前半は元気な人が多いと思います。それはそれで結構なことだと思いますが、７５歳以上の増加が今後、大きな社会課題となっていくような気がします。この世代からの「認知症」「精神疾患」「基礎疾患」等による後見相談も目立つように思います。多くの方が独居で話し相手や相談者が身近におられない。愚痴を聞いてもらえない「おひとり様」が増えているように思います。また老々介護の現実もあります。一つ一つしっかり取り組まなくてはならない問題だと思います。
(文責：代表理事 五百木孝行)