第5回定時社員総会を終えて思うこと

12月15日に第5回定時社員総会を開催し、すべての案件を可決していただきました。法人を2017(平成29)年4月にオープンし、4年目に入っています。石の上にも3年と言いますが、やっと地域の皆様から、へいあん法人の存在が知られるようになったことを日々の業務の中で感じるようになりました。特に、9月、10月の2回、京都家裁から直接に受任依頼をいただくことができました。まだ世帯は小さいながらも、弁護士会、リーガルサポート、ぱあとなあなど、おこがましいですが三士会の皆様と同じ立位置に立つことができたこと。特筆すべきことだと受け止めています。ここにきて連携関係のいおき事務所のオープンから通算7年間の実践が思い起されます。
私は、いおき事務所開業当初から個人後見を、法人後見のようにチームで後見活動を行ってきました。採算も見当せない時から、非常勤のスタッフ3名を雇用し、後見人単独では出来ないことをスタッフと一体となってきめの細かい実践を取り組んできました。また関係者の方とネットワークを作りながら、独居の高齢者や障害者の生活支援を進め、成年後見の身上保護を重視しています。そのことが当法人への評価をいただいている要素かなと思っています。
現在、国の利用促進計画の中で、本人がメリットを感じる後見活動がポイントとなっています。
法律行為やそれに不随した事実行為に限定するのではなく、身上保護の充実の視点から生活支援の進め方が求められる時代となってきています。
本年に入り特に7月から相談数や受任数や急増しています。このような地域の皆様のご要望に応えるために、さらなる法人後見のシステムの強化と担い手の育成が急務となっています。
(文責:代表理事 五百木孝行)

12月 21, 2020